赤松良子先生が亡くなられて早3回忌を迎えます。東京では珍しく雪が舞う中、各地からの参加者で会場は満員となりました。折しも突然の高市首相による解散総選挙の真っ只中、明日は投開票という切羽詰まった状況での開催でした。第2部パネルディカッションに登壇の(前)衆議院議員の円より子さんと大河原雅子さんも駆けつけ、選挙への意気込みを語った後、あわただしく街頭演説に飛びだしていかれました。
第1部は今回のテーマの「女性議員が政治を変える—国から地方から」にちなみ、米国ボストンから帰国された三浦まり上智大学法学部教授による基調講演がありました。三浦教授は理論的リーダーとして、赤松良子先生も頼りにしていらした気鋭のジェンダー学者です。日本は、初の女性首相が誕生したにも関わらず、政治分野におけるジェンダーギャップ指数は未だに0.085で125位と、世界の中でも著しく遅れを取っている現状を嘆かれました。今後女性議員を大量に増やすためには、赤松先生が成立に努力され、6年がかりで成立に至った「候補者男女均等法」の更なる改正を目指したいと意欲を示されました。

続いて第2部ではジャーナリストの長野智子さんの司会進行で、5人のパネリストが、それぞれ経歴や議員になるまでの道のりを語りました。選挙の影響で予定されていた顔ぶれとは少し変わり、元大阪府知事・前参議院議員の太田房江さん、元衆議院議員・クオータ制を推進する会代表の山崎摩耶さん、元参議院議員で現行田市長の行田邦子さん、蕨市議会議長大石圭子さん、新宿区議会議員山口薫さんの方々です。年齢も所属政党も異なる先輩の元国会議員からは、女性議員が少ない国会での活動にどれほど困難や制約があったかが口々に語られました。一方国会の中でも女性議員たちは超党派で結びつきやすく、「候補者男女均等法」は女性議員が中心で成立に至ったと明かされました。また、子ども食堂の運営など身近な問題を議会につなげていくことができるのは女性議員だと若手からも頼もしい発言がありました。
さて、第3部の立食パーティーは、少し緊張もほどけて和やかな雰囲気に包まれました。その中で私は挨拶を頼まれ、クオータ制を推進する会(Qの会)に創立から関わった経緯を少しお話しさせていただきました。
(報告: 理事長 木村民子)