みなさま、初めまして!ホームページ担当の渡辺敏恵です。
9月からホームページ(HP)の体裁がガラッと変わりました。今までのHPに愛着はありますが、社会の変化と共にパソコンではなく、スマートフォンから情報をチェックすることが主流になってきたことも有り、皆さまにより情報をお届けしやすいように工夫してみました。
何度もアクセスしていただいて、お気づきの点などありましたら、ご指摘ください。よろしくお願いいたします。
さて、
実は渡辺は<自分らしい生き死にを考える会>を主宰しています。
この会では、ご自分が最期まで何を大事にして、どのように生きて行きたいか、を「私の生き方連絡ノート」というオリジナルの書式で医療に関しても含めて、考えながら書き込んでいく事をお勧めしています。
その関係で、医療関係の方の勉強会などでお話をすることもあります。近々、ある地区のケアマネージャーさんや保健婦さん達にお話しする機会があり、事前の質問がいくつか来ました。
どの質問も、利用者さんの事を大事に思い、力不足を悩み、厳しい介護の現実の中でもがくような内容ばかりなのですが、一番苦悩しているのは、やはり深刻な病状の中で、どう生きて行くか?という利用者さん本人です。質問を読んでいくと、プロとして接するあまり、なかなか本音を話せていないような印象を受けました。
人と人とのコミュニケーションが大事なのは異論のないところだと思うのですが、立場を超えた人間としての言葉のやり取り、そんな部分が、プロと利用者と言う関係の潤滑油になるような気がしています。私自身、医師としては批判されるかもしれませんが、患者さんと一緒に涙を流したり、手を取り合って喜んだり、と感情を出してしまう事もあります。 でも、人として瞬間、共に心が共鳴しあうことで、プラスの方向へと路が開くこともあるのです。
今、高齢者の増加に伴い、現役世代との軋轢も危惧されますが、遠巻きに不毛の議論を繰り広げるのではなく、実際に会って本音で話し合う場を作っていく事で、人として共鳴する部分が必ず見つかるはずで、そこから本当の前向きな未来が見えてくるのではないかと思っています。
という事で、今の私の夢は、WABASを通じて、色々な立場、色々な世代が本音で語り合い、誤解を解き、共鳴する部分を探し、共に手を携えることが出来る場を作ること!になりました。
みなさまはどう思われますか?